1985-06-20 第102回国会 参議院 文教委員会 第13号
○政府委員(宮地貫一君) 御指摘の、入試センターの助教授の論文の問題でございますが、これは五月末の一部の新聞で報道されたわけでございますけれども、共通一次試験によって大学の序列化、受験生の輪切りが進行したことを指摘した入試センター研究部の助教授の論文が非公開となっていることに対して、片やこれの進行を否定した教授の論文が公表された、論文の公表に関して入試センターの姿勢に問題があるのではないかということが
○政府委員(宮地貫一君) 御指摘の、入試センターの助教授の論文の問題でございますが、これは五月末の一部の新聞で報道されたわけでございますけれども、共通一次試験によって大学の序列化、受験生の輪切りが進行したことを指摘した入試センター研究部の助教授の論文が非公開となっていることに対して、片やこれの進行を否定した教授の論文が公表された、論文の公表に関して入試センターの姿勢に問題があるのではないかということが
○政府委員(宮地貫一君) 先ほども申し上げましたように、現在までの調査では、いわゆる名義貸しについての事実はないというぐあいに聞いておるわけでございます。そういうようなことはないものと考えておりますが、ただ、お話のございました、報道もされておるわけでございますけれども、研究助成金として入れました寄附金を一部奨学寄附金としての正規の手続を経ないで充てていたケースがあるということが、この点は言われているわけでございまして
○政府委員(宮地貫一君) 先般御指摘のございました北九州病院問題に関連する調査についてでございます。 関係大学に対しまして事実関係を早急に調査するよう指示をいたしまして、これを受けまして、広島大学においては六月七日、長崎大学においては六月十日、九州大学においては六月十一日、島根医科大学においては六月十三日に、教授会に調査委員会を設けて鋭意調査に取り組んでいるところでございます。 これまでの調査で
○宮地政府委員 一般的な状況については最初にお答えしたとおりでございますけれども、民間病院から医師派遣についての要請が来ますれば、それを受けて医局長あるいは医局会議に諮りまして、本人の承諾を得て個別に決定をするというのが一般的な状況でございます。
○宮地政府委員 大学病院から民間病院へ医師を派遣しております流れでございますけれども、それぞれ病院からそういう希望がございますれば、大学の附属病院としては、医局長にそういう話が入りまして、医局会議にかけまして、本人の了解を得て具体的に派遣をするというのが一般的な流れでございます。
○宮地政府委員 先ほど最初に全体的な状況について御説明をいたしたわけでございますけれども、具体的な事柄として、例えば奨学寄附金としての手続を経ずに講座の研究費等に充てていたものがあったということが言われておるわけでございまして、具体的にそれらについて詳細をさらに調査をするように督励をいたしております。 それから、もう一つは、兼業の許可を得て行っている者の数について御報告を申し上げたわけでございますけれども
○宮地政府委員 先ほどもお答え申し上げましたように、私どもとしては、機会を見まして、医学部長会議でございますとか、あらゆる機会にこの事柄について各大学の自覚といいますかそういうものを促すように注意を喚起をしてきておるわけでございます。さらに、医学教育そのものが医の倫理の確立ということが大変重要な事柄でございますし、また医師に対する社会的要請にこたえていくためにも、医学教育が非常に重要であることはもとよりでございまして
○宮地政府委員 かねてこの文教委員会におきまして先生から、特に医師養成に関連しての医学部の事柄についてはその都度御指摘をいただき、私どもも医師養成の重要性というようなことから努力をいたしてきておるわけでございます。今回、日本メディック財団・北九州病院グループの事件に関連をいたしまして、国立大学の医学部教官等が関与をしておるということが報道されまして、私どもとしても、そのこと自身については大変遺憾に存
○政府委員(宮地貫一君) 具体的な受け入れ、奨学寄附金を受け入れるかどうかの決定その他については各大学長に委任をしているわけでございまして、具体的な受け入れその他についてはそれぞれの大学長において判断をして実施をしているわけでございます。もちろんそれらの研究の、ただいま御指摘の奨学寄附金等が具体的にどう使われたかということについては各大学から報告を徴すればそれらについては当然報告をされるわけでございますけれども
○政府委員(宮地貫一君) 民間から奨学寄附金を受けて大学の経理に入れるということにつきましては、それぞれ奨学寄附金の委任経理について具体的な手続を私ども定めておりまして、正規の手続を経て受け入れたものについてはもちろん研究助成を目的とするというようなことで正規の手続を経て行われているわけでございます。御指摘の点は、広島大学なり長崎大学においてそれぞれ正規の手続を経て行われたものについて指しているかと
○政府委員(宮地貫一君) 新聞報道で、北九州病院グループの経営しております北九州病院が、看護婦を水増しをして福岡県などに報告をして看護料を不正に受け取ったということが報道をされまして、特にそのことにかかわって具体的には広島大学、長崎大学、九州大学等の医師の名義をかりて謝礼を払ったということが報道されたわけでございます。私ども具体的には広島大学からの報告を今日まで聞いたところによりますと、奨学寄附金として
○政府委員(宮地貫一君) 先生御指摘のように、我が国の社会の急激な変化といいますか、情報化が進んでいるわけでございまして、それに対応して教育の面でその人材を養成することが必要であることは御指摘のとおりかと思います。大学においては、ハードウエアとソフトウエアシステムの開発に当たります技術者でございますとか研究者の養成を目的とする学科といたしましては、工学部を中心に、情報工学科、計算機科学科等の情報関係学科
○宮地政府委員 十八歳人口のこれからの急増に対応する高等教育の全体の計画的整備については、かねて大学設置審議会の報告をいただきまして、それで対応しているわけでございます。御案内のとおり、六十七年度までに全体で約八万六千人程度の入学定員増で対応するということで諸般の施策を講ずるということでやっておるわけでございます。その報告の中では、入学定員増は大学、短期大学の昼夜間部、高等専門学校ということで対応しておりまして
○宮地政府委員 大学の単位の互換についてはかねて先生から機会あるごとにそれの拡充策について積極的な施策をということで御指摘をいただいている点でございます。もちろん放送大学も正規の大学でございますし、放送大学の授業を他の大学が積極的に授業として取り入れていくというようなことについてはもちろん当然に対応すべきものだと考えております。現行規定では、三十単位の範囲内で単位の互換が認められるという制度上の対応
○宮地政府委員 放送大学の学習センターの数がどうかというようなお尋ねでございまして、御案内のとおり関東地域を対象といたします第一期計画でございますけれども、想定をされます地域別の学生数あるいは交通の便などを考慮しまして、具体的には学生数の多い東京都に二カ所、それから千葉、群馬、埼玉、神奈川に各一カ所、計六カ所の学習センターを置いて、ことし四月から面接授業を開始したわけでございます。規模の算出に当たりましては
○政府委員(宮地貫一君) 国立大学の附属病院の関係でございますけれども、私ども現在把握しているところは四十大学でございまして、未承認及び承認以前に購入しましたものとしては、契約件数で約千七百件、金額で約三億円というぐあいに把握をしております。これは五十五年四月から六十年三月まででございます。 なお詳細については、私どももとしても各大学等にさらに確認の調査等を取り進めているところでございまして、現時点
○宮地政府委員 身体障害者の高等教育機関の準備状況についてのお尋ねでございます。 御案内のとおり、身体障害者教育の進歩といいますか、また身体障害者の学習意欲といいますか、それの増大ということも受けまして、高等学校段階に引き続いてさらに高等教育段階でもいろいろな対応をすることが言われておるわけでございます。従来からも、一般大学に入りますことにつきましても、私どもいろいろ具体的にも予算措置その他で対応
○宮地政府委員 国立大学の附属病院における契約事務についてでございますけれども、事柄としては極めて多岐にわたっており、かつ個別の契約については大学の自主性にゆだねられているということが基本でございます。したがって、文部省として契約の相手方等の報告を受けるというような仕組みにはなっていないわけでございまして、御指摘のSRL社との契約の状況については把握はいたしておりません。 ただ、本件が報道されました
○宮地政府委員 福島県立医科大学の医療検査に関しまして去る五月八日の新聞に報道されたわけでございまして、私どもとしてまことに遺憾に存じておるところでございます。 ただいまお話しのございましたように、文部省といたしましては直ちに大学当局から事情を聴取いたしたわけでございますけれども、現時点では、当事者が逮捕されておりまして、かつ関係書類も押収をされているというような事情もございますので、大学当局としても
○宮地政府委員 これからの社会が高度情報化社会に向かっていく、特にコンピューターの目覚ましい発展、普及ということに伴いまして、産業界はもとより広く国民生活全体に情報化が進んでいくということにあることは先生御指摘のとおりでございます。それに伴って、情報処理の担い手としてのコンピューターを開発したりあるいはそれを十分にこなします多様なレベルの人材を養成することが必要であろうかと思います。ただいま六十万人不足
○政府委員(宮地貫一君) 全体の需給の見通しについてのお尋ねでございますが、厚生省においてその検討がなされているところでございますけれども、私どもは、看護婦、理学療法士、作業療法士等、それぞれ現状においてはなお地域的に供給不足があるというぐあいに承知をしているわけでございます。例えば五十九年三月の国立医療技術短期大学の卒業生約二千二百名でございますが、求人数が全体で延べ三万三千人ということで、延べの
○政府委員(宮地貫一君) 国立大学の医学部附属看護学校等の改組転換によりまして、昭和四十二年度から五十九年度までに十七の医療技術短期大学部を設置してきたところでございます。六十年度予算においては、提案申し上げているとおり、鹿児島大学にこの医療技術短期大学部を創設するわけでございます。 全体の、今日までの設置に伴います入学定員でございますけれども、看護学科が千三百三十名、衛生技術学科が六百四十名、診療放射線学科
○政府委員(宮地貫一君) この岡山大学の温泉研究所の廃止、転換に伴う振りかえ措置でございますけれども、それぞれ教官、事務官、その他合わせて温泉研究所現在三十七名の定員措置でございますが、それを廃止、転換後は先ほど申し上げましたような環境病態研究施設と地球内部研究センターにそれぞれ転換をいたしまして、いずれもそれらは定員としては三十七名の措置をしておるわけでございますので、御指摘のようにそのことに伴いまして
○政府委員(宮地貫一君) 岡山大学温泉研究所の廃止でございますが、岡山大学温泉研究所は昭和二十四年に設置されまして以来、温泉に関する学理及び応用に関する研究を行ってきたものでございますけれども、近年の学術研究の進展に対応するために現在の組織を改組、転換をいたしまして、この研究活動の一層の発展を図るという形で附置の研究所としては廃止をするということにしたものでございます。 なお、この温泉研究所では、
○政府委員(宮地貫一君) 大学院についてのお尋ねでございます。 大学院の問題については、かねて先生御指摘のように、内容的に大変重要なことであるので十分その点を論議すべきであるというような御指摘をいただいているわけでございます。経緯については、先生からお話しのございましたように国家行政組織法の改正に関連した、法律事項から政令事項となったものとして、大学院を置く大学についてはそういうことが定められたわけでございますけれども
○宮地政府委員 医療技術者に関する今後の需給見通しについてのお尋ねでございますが、御指摘のように主として厚生省においてその検討がなされているわけでございます。看護婦あるいは理学療法士、作業療法士等、それぞれ現状におきましてはまだ地域的に供給不足があるというぐあいに私ども承知をしておるわけでございます。また一方、近年の医学や医療技術の高度化、多様化に対応いたしまして、医療技術者の資質の向上を図る必要もあるということは
○宮地政府委員 新設の医科大学につきましては、それぞれの地域におきます看護婦等の医療技術者についての需給の関係でございますとか社会的要請を見ながら今後の検討課題としてまいらなければならないことだ、かように考えております。私どもとしては、当面は既設の大学の医学部附属の看護学校等を、順次、先ほど来御説明をしておりますような医療技術短期大学部に改組転換をしていくということからまず取り組んでまいりたいということを
○宮地政府委員 御指摘のように、医学部附属の看護学校は鹿児島大学を含めますと十校あるわけでございます。これらについても短期大学とするのか、そのスケジュールはどうかというようなお尋ねでございますが、先生御指摘のございましたように、従来から看護婦と医療技術者の資質の向上を図るということと高度化する医療水準にこたえるために、専修学校から短期大学に準備の整いましたものから順次改組転換の措置は講じてきておるわけでございます
○宮地政府委員 先ほど御説明をいたしたわけでございますけれども、育英会の場合に特例推薦という制度がございまして、学力または家計のいずれか一方については推薦基準に合致しておるけれども、それぞれ学力、家計、いずれにいたしましても推薦基準に合致しない者でありましても、学校長が奨学生として適当であると判断して推薦しました者については採用するということで、特例推薦という形で採用をいたしておるわけでございます。
○宮地政府委員 文部省の所管しております点で申し上げますと、育英会の貸与の問題があるわけでございます。 日本育英会の奨学生でございますけれども、学業成績と家計収入の基準によって選考するわけでございますが、特別な事情のある者、例えば災害等により主たる家計支持者を失った者等について特別な配慮をするという制度がございます。中国からの引揚者の子弟につきましても、その実情に照らしまして、このような特別な事情
○政府委員(宮地貫一君) 医師養成について、かねて先生から、御経験の豊かなお立場からの御意見をいただいておりまして、私どもも貴重な御意見として、今後の医学教育の改善のために先生の御意見を生かしながら私ども進めてまいりたい、かように考えておるわけでございます。 お尋ねの第一点は、いずれにしろ定員削減というようなことに、事態に対応する考え方としてどうかというようなお尋ねでございますが、私ども、確かに適正
○政府委員(宮地貫一君) 大学制度全般についての議論が臨教審においても議論としてこれからさらに行われていくでございましょうし、これは臨時教育審議会の方で今後の取り組みとしてどのような課題をどう取り組んでいくかということにかかわるわけでございますが、ただいま申し上げましたような修業年限の問題その他のことについて申せば、これは大学設置基準の基準分科会と申しますか、大学設置審議会の中の基準分科会で検討すべき
○政府委員(宮地貫一君) 先生御指摘のように、昨年十一月に出されましたものは東京芸術大学の改革を中心としたものではございますが、芸術教育のあり方全体についての考え方を、中間答申ではございますが、まとめたものでございます。大変広範な指摘がなされておるわけでございまして、基本的には私どもこういう芸術教育というもののあり方の本質をどう考えていくのかという問題にも関連する問題ではないか、かように考えております
○宮地政府委員 お尋ねの、私立大学の場合の入学金その他の歳入の問題に影響が出てくるということは確かにあるわけでございます。私どもとしては、現在の時点では、仮定の問題でございますので、非常にラフな形で計算をいたしておるわけでございますけれども、全体として約二千五百億程度の影響が出るのではないか、かような試算をいたしております。
○宮地政府委員 国立大学協会での検討についてのお尋ねでございますけれども、従来から入試改善の特別委員会を中心といたしまして共通一次試験の改善方策について検討をしてきておるわけでございます。国立大学協会の二月末の理事会で、共通一次試験を五教科五科目について実施するということ、これは受験生が受験すべき教科、科目数、さらにそれらについては各大学の決定にゆだねるということにするという点が一点。それから、国立大学
○政府委員(宮地貫一君) 先ほどお答えしたとおりでございまして、このことにつきましては、先生から質問の通告がございまして、事前に三月二十七日に学長及び事務局長を呼びまして報告を求め、その報告をもとにいたしまして前回の委員会においてお答えをしたわけでございます。その後二十八日に委員会がございまして、その翌日、私どもとしては、この国会においてこういう事実のやりとり、御質疑があったということについて福島県
○政府委員(宮地貫一君) 前回、先生からこの事案につきましてお尋ねがございまして、私どもがその時点で把握している事柄につきましては前回の委員会でお答えしたとおりでございますが、なお幾つかの事柄についてお尋ねがございまして、特に今のお尋ねのございました点で申しますと、調査委員会が設置される前に辞職を勧めていた事実があるというような御指摘があったわけでございますけれども、事実とすればその時期なり理由、またその
○政府委員(宮地貫一君) 先生御指摘のような講座が現在国立大学には置かれていないということはそのとおりでございます。ちょっと正確な資料ただいま手元に持ち合わせておりませんけれども、私立大学にはそのような講座があるいはあろうかと思いますが、ちょっと正確な資料ただいま手元に持ち合わせておりません。ただ先生がただいまお話しになりましたような御趣旨の、いわばスポーツ医学と申しますか、あるいは健康を基礎に置きました
○政府委員(宮地貫一君) 放送大学の教育方法についてのお尋ねでございますが、放送大学は御案内のとおり教養学部を置いておるわけでございまして、生活科学、産業社会及び人文自然の三コースにそれぞれ二専攻置きまして、いわば幅広い学問領域を総合的に教育するための教育課程を編成しているものでございます。 〔理事仲川幸男君退席、委員長着席〕 具体的な開設授業科目でございますけれども、六十年四月――本年度でございますけれども
○政府委員(宮地貫一君) 放送大学学園は、いわば放送大学の設置主体として設けられました特殊法人でございます。 それから、先生御指摘の、ただいまちょっと正確にお聞き取りしなかったかもしれませんが、放送教育開発センターというのは、これは国立学校の共同利用機関として設けられているものでございます。
○政府委員(宮地貫一君) 放送大学学園の予算についてのお尋ねでございますが、先生御指摘のように具体的には五十年度以降調査研究費が計上されまして、具体的にはその後放送教育開発センターとして準備を進めてまいりまして、五十六年度以降放送大学学園としての予算が計上されてまいったものでございます。五十六年度の予算に放送大学学園の出資金として一億円が計上をされております。 それ以降、五十七年度以降は具体的に放送大学学園
○宮地政府委員 制度的にという形ではございませんで、取り扱いの事務といたしまして、第一種奨学生で出願をいたしました者が不採用になった場合、あらかじめ第二種奨学生として希望するかどうかの希望の有無は確かめまして、第一種奨学生として不採用になりました場合でも、第二種奨学生としての基準を満たしている者については、学校長の推薦があれば、第二種奨学生として採用できるような手だては講ずるようにいたしておるところでございます
○宮地政府委員 お答え申し上げたす。 日本育英会の奨学生の採用状況についてのお尋ねでございますが、この育英会法の全部改正については、さきの国会でいろいろと御論議をいただいた結果、成立をいただいたものでございますが、その第一年度、本年度でございますが、本年度の状況でございますけれども、この新たな有利子の第二種の奨学金の制度は、制度が新しくつくられたものであるということで事務手続の開始が大変例年よりおくれたという
○政府委員(宮地貫一君) 基本的には御指摘のとおりかと思います、人事に関する問題でございますから。選考に当たりまして、候補者の教育研究上の業績等を慎重に検討して、教授就任後も問題を生じることのないように責任を持って教授会が選考すべきもの、かように考えております。
○政府委員(宮地貫一君) 基本的な教授の任免のことについては、先生長年大学で教官をやっておられた御経験が豊富でございますので十分御承知のとおりでございまして、教員の選考は教授会の議に基づき学長が行うということになっておりますし、また大学の教員は大学管理機関、単科大学の場合でございますと教授会でございますけれども、審査の結果によるのでなければ意に反して免職されることがないというのが基本であることは当然
○政府委員(宮地貫一君) 新高等教育計画についてのお尋ねでございますが、考え方としては、その「まえがき」にも述べておりますように、我が国の高等教育をめぐる全体の情勢が大変現状では不確定な要素が多くて、現段階で高等教育について長期的な見通しを持って明確にその整備の方向を定めるということは非常に困難だけれども、先生御指摘のような六十七年度をピークとする十八歳人口の大幅な増減、それから質的充実の必要性等について
○政府委員(宮地貫一君) お尋ねの大学、研究所を通じまして効果的な研究体制を確立するためには今後大学、研究所等のあり方について弾力化を図っていくというようなことは必要なことではないか、かように考えております。ただ、教育研究活動の継続性、安定性ということも必要なことでございまして、現在の講座制、部門制につきましてもそういう意味でのメリットというものはあろうかと思っております。いずれにいたしましても今後
○政府委員(宮地貫一君) 大学の設置基準がございまして、設置基準で大学の年間の授業時数について定めがございます。基本的にはその基準によることになるわけでございますので、半年休みをとるというような形は原則的には難しいと考えます。